アイソトープ治療の費用や副作用・食事制限など

アイソトープ治療の費用や副作用・食事制限など

 

つい先日、とうとう持病のバセドウ病を治すのに、アイソトープ治療を行ってきました。これからアイソトープ治療を行う方の為に、「アイソトープ治療の事」「食事制限の事」「副作用の事」「費用の事」なんかをお伝えします。

 

 

アイソトープ治療とは

 

そもそもアイソトープ治療とは、どういった治療なのかを簡単にお伝えします。アイソトープ治療をわかりやすく書いてあるサイトがありましたので、そちらをご覧ください。

 

甲状腺はヨウ素を原料にしてホルモンを作りますが、放射性ヨウ素も普通のヨウ素と同様に甲状腺細胞に取り込む性質があります。

 

さらにバセドウ病は通常よりも多く細胞内に取り込むため、この性質を利用して治療を行います。

 

放射性ヨウ素カプセルを内服し、甲状腺に取り込まれた放射性ヨウ素から出る放射線によって甲状腺の細胞を破壊して、過剰に分泌される甲状腺ホルモンの量を減らします。

 

漢字が多くて少し難しそうに見えますが、アイソトープ治療の事をすごく簡単にわかりやすく説明してくれています。要は、放射線を体内に入れて、甲状腺を破壊します。と言うのが、アイソトープ治療なんですね。

 

 

では、このアイソトープ治療を、実際はどうやって行っていくのかをお伝えしていきます。まず初めにする事は、食事制限になります。

 

 

アイソトープ治療前の食事制限

 

私の場合は、食事はすべて妻に任せてしまっていたので、自分ではレシピとかはわからないんですが、ヨウ素は、結構使われているんですよね。病院から食べてはいけない物等の資料を貰ったので、ご覧ください。

 

 

 

ヨウ素は、特に海藻類に多く含まれていて、これを食べてしまうとアイソトープ治療が失敗してしまう事もあるそうなんです。実際には、私はこんな食事をしてました。

 

 

 

昼飯なんですけど、こんな食材は食べれるみたいです。特に偏食でなければ、そんなに食事制限で困らないと思いますよ。とは言っても、私は妻が用意してくれた物だけを食べていたので、そんなに感じなかっただけかも知れないけど(^^;

 

 

このアイソトープ治療に当たっての食事制限は、本治療の、だいたい1週間くらいから始まります。私が行った際の、実際の流れはこんな具合でした。

 

 

アイソトープ治療に当たっての全体的な流れ

 

 

 

 

私の場合、 アイソトープ治療はこういった流れで行われました。上にも書いたように、まず最初にするのが「食事制限(ヨード制限)」。と、同時に薬の服用も中止となります。これも意外と大事ですので、気を付けて下さい。

 

 

食事制限・薬服用の中止をしてから5・6日目に、ヨウ素制限等がどれくらいできているかを検査します。この検査を元に、アイソトープが実施できるかを検討したり、当日の放射線量を決めたりしますので、とても大事な検査になります。

 

 

上の表だと「シンチ」と書かれた所です。で、シンチで問題が無ければアイソトープ治療を実施します。実施された後も、食事制限・薬服用中止はしばらくは続きます。

 

 

次は、実際にどうやって治療をするのか、そしてアイソトープ治療による「副作用」はないのか、アイソトープ治療にどのくらいの費用が掛かるのかなど、気になる所をお伝えしていきます。

 

 

実際のアイソトープ治療でする事

 

アイソトープの治療はものすごく簡単です。まず、放射線量を管理されている部屋に行きます。そこで、放射線を含んだカプセルを3粒「飲むだけ」です。全く難しい事はありません。

 

 

味も臭いもしないので、カプセルが飲める方なら何も問題ないです。ただ、カプセルが飲めない方は、どうしたら良いか、先生に聞いた方がよいと思います。

 

 

アイソトープ治療はこれだけです。時間にして2・3分位でしょうか。私の場合は、この後に診察をしてもらいましたが、治療後にどうするかは、先生に確認してください。

 

 

アイソトープ治療後に注意する事

 

アイソトープ治療をした後、家に帰ってからいくつか注意する事があるので、お伝えしますね。

 

 

 

アイソトープ治療をした後は、

 

  1. 人と距離を置く(ラッシュなどはダメ)
  2. トイレは2回流す
  3. 湯船につかる場合は最後にする(シャワーの場合はいつでもOK)
  4. 箸やコップ、タオルなどの共有はしない

 

以上の事が、帰って来てから注意する事です。細かくするともう少しあるんですが、大体この位だと思います。この辺りは、そんなに神経質になる事も無いようですので、気楽にいきましょう。

 

 

アイソトープ治療の副作用

 

私が1番お伝えしたいのが、この「副作用」についてです。基本的にアイソトープ治療に「副作用は無い」と、病院等のサイトには載っていますが、私には副作用が出ました。どんな副作用が出たかと言うと、

 

  • 気持ち悪さ・吐き気が強く出た
  • 吐き気がある為、食事が一切取れなかった
  • 頭の痛みが出た
  • すごく眠くなった

 

これが、私がアイソトープ治療をした後に出た副作用です。もう、吐き気や気持ち悪さは半端じゃなかった。気持ち悪いから食事は摂れないし、水以外の飲み物が摂れなかった。体重も5キロくらいは減りましたね。こんな状態がたぶん10日くらい続きました。

 

 

頭痛いし気持ち悪いしで、基本的には家でずっと寝てました。でも、体が疲れているからか、もの凄く眠くてずーっと寝てても大丈夫でしたね。体が痛くなったけど(^^;

 

 

あと、副作用じゃないけど、バセドウ病の症状が一気に出て辛かった。特に足に力が入らなくて困った。周期性四肢麻痺ですね。それに息切れも激しくなって辛い(-ω-;)薬を止めてからの数値はこんな感じ。

 

 

 

薬を飲んでいた時より、もの凄く悪くなってる。こりゃ、手も震えるし、動悸も激しく息切れもしやすくなる訳です。薬を止めると、たぶんですが、数値が悪化します。悪化するとバセドウ病の症状が一気に出てくるので、これは辛いです。

 

 

私がアイソトープをやってみて「辛いな」と思うのは、アイソトープの副作用と薬中止の為に出た、バセドウ病の症状。これは結構しんどいので、仕事は休めるだけ休んだ方が良いと思います。

 

 

では最後に、今回のアイソトープ治療で一体いくら位の費用が掛かったのかお伝えします。1番気になると思いますので、ご覧ください。

 

 

アイソトープ治療にかかる費用

アイソトープ検査にかかる費用

 

まずは、アイソトープの検査(シンチ)を行った場合の費用です。

 

 

 

¥8,940でした。この費用の中には、検査のためにカプセルを飲んだ費用と、飲んだ後甲状腺を確認する費用が含まれています。

 

 

通常、この検査の為にカプセルを飲む日と、甲状腺を確認する日は別の日になります。なので、2日病へ行った費用になります。次に、実際にアイソトープ治療を行った時の費用をお伝えします。

 

 

アイソトープ治療本番の費用

 

 

 

こちらの費用は、¥9,450でした。結構安いです。これは私は嬉しかったですね(^^)治療前に聞いていた金額では「大体3万から5万位かな」と聞いていたので、良かったです。

 

 

たぶん、この費用はかなり安い部類に入るのかと思います。他のサイトでは、もっと高い金額が書かれていたりしますので、実際にアイソトープ治療を受ける際は、病院に確認してくださいね。

 

メモ

 

私は、外来で治療しました。入院して治療する場合は、もう少し期間が短くなるようです。その代わり費用は高くなります。

 

 

それと、私は生命保険に加入していたので、保険金を貰えるか確認したら、アイソトープ治療は保険金支払いの対象外の治療でした。その代わり、既定の数以上を入院すると、入院に対するお見舞金と、その後の通院費を貰えるとの事でした。

 

 

休める期間、外来でかかる費用等を考え、私は外来で治療しましたが、あなたが保険に加入しているようなら、確認してみるのも良いと思います。

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